チャンピオンベルトコレクション:その5
チャンピオンコレクションその5は...
WWFインターナショナルヘビー級王座です。
戦後間もなくアントニオ・ロッカが初代王者に就いたとされていますが、詳細は不明のようです。
ヘビー級に転向した藤波辰爾選手がMSGで戴冠、「ロッカメモリアルを掘り当てた。」と報道されました。
中央に鷲があしらわれ、カリグラフィーっぽい文字が刻まれています。アントニオ猪木さんが長らく君臨していたNWFヘビー級王座にデザインが似ているようにも思えます。WWF王座も同じようなデザインを用いた時期があり、流行のデザインだったのかもしれません。当時WWF会長は新間寿氏、新日本とWWFは蜜月関係にあり、藤波選手のためのタイトルだったともいえます。
このベルトが最も輝いたのは、藤波VS長州の名勝負数え歌でしょう。日本人選手でこのタイトルに就いたのは藤波選手、長州力さんのみです。
IWGP構想、WWFとの提携関係解消と共に、返上・封印されたタイトルですが、新日黄金期を語る上で欠かせないベルトの一つです。